« 「はぎ隊長と愉快な仲間たち」シリーズ一覧 | トップページ | スナックえんどう »

2005/07/04

ほくろを取る(4):「病院へ行く」

 ブログを前回更新してから10日も経ってしまっていた! 
 東京は6月なのに36度の暑さになったり、今日はまた梅雨寒になったりで、身体がついていきません・・・。暑さで脳みそもやられてしまったので、更新をサボってました。
 
 では、このシリーズ第4弾をどうぞ!(催促下さった方、遅くなりましてスミマセン・・・)

* * * * * * * * * *

 急に焦り出した私は、それまで先延ばしにしていた皮膚科選びを真剣に始めました。

 すでにいくつもの病院についてあれこれ調べてはいたのですが、ただ漠然とやっていただけでした。
 それは何故かというと、最近マスコミでも取り上げられているほど人気の皮膚科がすぐ近所にありまして、そこに行けばいいかなあと当初考えていたからなのです。

 でも、その皮膚科には結局行きませんでした。
 花粉症で顔が真っ赤になった時、かかりつけの内科と並行して診てもらったことがあるのですが、あまりにも人気があり過ぎて待合室はいつも長蛇の列。実際の診察は流れ作業に成り果てていて、大病院ならいざしらず、個人の病院で流れ作業に再度のっかるのは気乗りしなかったのです。

 そこで、これもまた近所の、本来はある団体で働く職員向けに作られた、しかし今では誰でも診てもらえる大きな総合病院があることを思い出し、そこのHPを覗いてみました。
「皮膚科紹介」というページがあり、「ほくろ治療にも多くの実績があります」とのこと。

 病院選びが段々面倒になっていた私は、「ここなら歩いても行けるし。。。いいや、ここにしよう!」とあっさり決めてしまいました。

「皮膚科選びのための、今までの調査はなんだったのか」って? ははは、深く追及しないで下さい。私はこういう人間なんです・・・・・・(笑)。

 さて当日。
 その病院は受付が8時半から11時までです。いつも朝寝坊の私ははりきって早起きし、保険証とお財布を持って出かけました。
 早く起きた理由がもうひとつありました。「もしかしたらメスを入れるかもしれない・・・・・・」と緊張して、早く目覚めてしまったのです。なにしろ手術は生まれて初めての経験なもんですからね・・・。
 総合病院なので、「診てもらったその日のうちに手術」ということはないにせよ、ある程度覚悟して行かなくてはなりません。

 まるで重病でも診てもらうかのようなノリで、病院に向かいました。

 受付を済ませて30分くらい待っていると、私の番がやってきました。事前に問診表への記入を済ませていますので、何を診てもらいたいかはすでに伝えてあります。
 私を担当した先生は、私より若いであろう女医さんでした。

先生:「ほくろが気になるということですね」

私:「はい。えっと、ここの(と言いながら、お医者の方に顔を向ける)ほくろが大きくなってきて、特にメガネをかけるようになってから時々ひっかかって痛いんです。刺激を与えすぎてヘンになっちゃうのも気になるものですから・・・。あと、こっち(今度はあごのほうを向ける)は時々夜中に痒くてひっかいちゃって、血をだしてることもあるんです」

先生:「そうですね・・・大きさとしてはこっちは4ミリ、こっちのは3ミリくらいかな」(といって物差しで測り始める)。

私:「あの・・・このまま放っておいてもいいものでしょうか・・・?」

先生:「そうですね、見た感じでは、皮膚がんとかではおそらくなさそうですね。ただ、ほくろは年とともに大きくなりますから、今気になるのなら、これ以上大きくならないうちに取ったほうが傷は小さくて済みますね」

私:「(どうやらメスを入れることにやっぱりなりそうだと分かって少し緊張気味に、)そうですか・・・・・・」

先生:「この大きさだと、ほくろの周りを切り、皮膚の中にある細胞ごと取ってしまってから縫合します」

 この辺の内容については、事前の調査ですでに把握しています。
 私は恐る恐る本題を切り出しました。
「あの・・・切るのは痛いですか?」

先生:「麻酔をかける時が痛いんですが、実際に切る時には痛みは感じませんよ」
私:「痛いって、どれくらい?」
先生:「抜歯をしたことはありますか? 抜歯の時に打つ麻酔注射と同じくらいの痛さです」

 私は10年ほど前に「親知らず」を2本続けて抜いた経験があり、その時たしかに麻酔を打ったと思います。
 「思います」、というのは、親知らずを抜いたことすらすっかり忘れていたのです。「親知らずを抜くのは痛い」とよく言いますが、私の場合2本も抜いたわりにはその後の痛みがなかったため、抜歯の記憶が薄れていたようです。
 麻酔が痛かったことも覚えていません。本当はものすごく痛かったのかも知れませんが・・・・・・。
 
 お気づきになりましたか? 私は、「手術は今回が生まれて初めての経験だ!」などと勝手に思い込んでいたのです。親知らずを抜くのだって麻酔をかけて処置するわけですから、手術といえば手術ですよね。
 それなのに、抜歯手術を受けたことを、それもたかだか10数年前のことを、私はいとも簡単に忘れてしまっていたのです!! 
 ほくろを診てもらうよりアタマの中を診てもらうほうが先決ではなかったかと、つくづく不安になる今日この頃。

 それはともかく、
「抜歯したことはあるんですけど、麻酔が痛かったかどうかもう覚えていないんです」
 と先生に言ってみます。

 この患者に痛みのことをこれ以上説明するのはムダだと思ったのか、先生は話題を変え、
「傷口を縫合しないでそのまま開けておくやり方もあるんですけど、どうしますか?」

私:「ええ? ジクジクした傷口をそのまま開けっ放しにするんですか?!」
先生:「そうです。そのままかさぶたになるのを待って自然に治すんです。縫合すると、どうしても縫った跡が線になりますから」
私:「でも、縫ったほうが化膿しないとか、傷口をうっかりさらに傷つけちゃった、なんてことはないわけですよね? 私はズボラでおっちょこちょいなので、縫ってもらったほうが安心なんですけど・・・・・・。線になるって、どれくらいなんですか?」
先生:「顔の皮膚は治りが早いので、それほど目立つわけではないですけどね。お化粧で隠せる程度になります。それに、この位置だと、年とともに皺と同化していくでしょう」

 そう答えながら、縫ったあとがどのような状態になるのか、先生は図に描いて説明してくれました。
 それは、虫食いやどこかにうっかり引っ掛けて作ってしまった洋服の丸い穴を、糸でかがっていくようなものでした。縦にできた一本の線(これが傷口)に、4、5本の横線(これが縫い目)が交差しています。

 この図を見た時はさすがに、(こんなのが顔の表面に、しかも二つもできるのか・・・。なんだかその筋のオニイサンたちみたいだな・・・・・・)なんぞと一瞬思ってしまいましたが、
「いいです、これで。お化粧で隠せるんですよね? 私の顔はすでにシミとほくろだらけですから、これくらいの傷が一つや二つあっても誰も驚かないと思います。それに、私は自分の顔を常に見ているわけではありませんから、気になるのは鏡を見る時だけでしょう」
 と、たたみかけるように言いました。

 こんなことをいう患者には過去に出会ったことがなかったのか、この先生、少々呆気にとられた表情を見せつつも、
「では、思いきって切ってしまいましょう。そうすれば細胞を病理検査にかけることもできますしね。処置は月曜日と火曜日しかやっていないんですが、いつがいいですか?」
 と聞いてきます。
 
 その日は水曜日でした。
(今度の月曜日まであと4日間しかないのか・・・・・・。うーん、メスを入れる覚悟を決めるには少し早すぎるような気もするが・・・・・・いや、何事も早く終わらせたほうがスッキリするというものだ。よし、今度の月曜日にしてもらおう!)なーんて意を決して、
「今度の月曜日でお願いします!」と答えたのに。

「(予定表を見ながら)三週間先まで予約ですでにいっぱいなんですよね」だってさ!

(それなら最初からそう言ってくれよ)と思いっきり顔に出して、
「じゃあ、三週間先の月曜日にして下さい」とリクエストし、予約票をもらって、病院をあとにしました。

(まだあと三週間もあるのか・・・・・・・。) 朝の勢いがそがれた分、少々ガックリきた一日でした。

|

« 「はぎ隊長と愉快な仲間たち」シリーズ一覧 | トップページ | スナックえんどう »

「はぎ隊長日常を語る」カテゴリの記事

「心と体」カテゴリの記事

「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

「美容・コスメ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/84596/4828069

この記事へのトラックバック一覧です: ほくろを取る(4):「病院へ行く」:

« 「はぎ隊長と愉快な仲間たち」シリーズ一覧 | トップページ | スナックえんどう »